英小売大手テスコは8月17日、世界自然保護基金(WWF)と協働し、英国内の特定の酪農家に対し、持続可能な家畜飼料生産を支援する補助金を支給するとを発表した。テスコの「持続可能な酪農グループ(TSDG)」に加盟する酪農家15世帯が対象。「ハーバル・レイ」の生産のための種子購入費用の80%を補助する。
ハーバル・レイとは、家畜の飼料となる植物と豆類、ハーブ等に混合する混合した飼料。資料の栽培土壌を豊かにする農法で、農場の生物多様性向上やマメ科植物の窒素固定による窒素肥料使用量の削減、土壌の健康の向上、水質改善、家畜の健康増進等のメリットがある。家畜では、牛による二酸化炭素排出量が注目を浴びるが、飼料栽培での生物多様性の改善も環境インパクトの提言に寄与すると語った。
同社は2016年以降、二酸化炭素排出量6.5%削減を達成済み。TSDGとの協働で、2025年までに10%削減を目指す。今回の補助対象はTSDG加盟酪農家に限定したが、今後2年間で補助対象も拡大していく予定。
【参照ページ】Tesco dairy farmers and WWF team up to tackle climate change and improve herd health
【画像】Tesco
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