【フィンランド】ネステ、物流事業向けEV充電サービス開始。CO2排出量85%削減

　フィンランド石油化学大手ネステは2月15日、フィンランド初の物流事業者向け電気自動車（EV）充電サービスを導入すると発表した。同社は2021年、フィンランド物流Niemi Servicesと協働し、EV充電サービスを実証済み。今回本格的にサービスとして展開を開始する。

　同社はこれまで、バイオディーゼル「Neste MY Renewable Diesel」の提供を通じ、輸送関連の二酸化炭素排出量削減を進めてきた。同燃料は、フィンランド、エストニア、ラトビア、リトアニア、スウェーデン、ベルギー、オランダ、米カリフォルニア州、オレゴン州等で展開。化石燃料比で二酸化炭素排出量を90%削減できる。

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　今回開始するEV充電サービスは、顧客企業の物流拠点での充電を可能にし、充電のための移動を最小限に抑制。モバイルアプリやRFIDを活用し、充電を行う。それに加え、2021年8月に開始した二酸化炭素排出量モニタリングサービスも提供する。計画通りにいけば、物流企業の二酸化炭素排出量を平均85%削減できる。

　さらに同社は、自社事業所へのEV充電インフラ設置も推進。2022年中には、同社本社及びフィンランド・ポルヴォー精油所での導入を目指す。

【参照ページ】Neste introduces electric charging service for logistics companies in Finland – plans for a workplace charging solution
【画像】Neste

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所