消費財世界大手米SCジョンソンは4月12日、濃縮溶解型詰替えタイプ「DISSOLVE濃縮ポッド」を、同社の主力商品である「Windex」「Scrubbing Bubbles」「fantastik」の米国市場向け製品に導入すると発表した。従来型のボトルタイプの販売と比べ、プラスチック消費量を94%も削減できる。
洗剤や洗浄剤の製品では、ボトルタイプの販売が従来一般的。一方、同社の「DISSOLVE濃縮ポッド」タイプでは、製品ボトルを100%リサイクル可能なボトルに転換した上で、濃縮溶解型詰替え製品の販売に踏み切っている。濃縮溶解型詰替え製品は、製品ボトルに投入し、熱い水道水で溶かして充填するタイプ。そのため、パッケージを大幅に小さくできる。技術は、同社が独自開発した。
同製品は現在、米国のウォルマート、ターゲット、マイヤー、アマゾンで販売されている。
同社は、海洋プラスチック課題への対策として、2025年までにプラスチック容器・包装を全て、リサイクル、再利用もしくは堆肥化可能なものに転換。またプラスチック素材では、廃プラスチックの含有比率を25%以上にすることも目標として掲げている。