中国の謝振華・気候変動担当特使は5月25日、中国政府の中国緑色基金が、世界経済フォーラム(WEF)が運営する「1t.org」イニシアチブと積極的に協働すると発表した。世界経済フォーラムの年次総会「ダボス会議」で表明した。
【参考】【国際】世界経済フォーラムの1t.org、20社以上が2030年までに合計25億本の植林にコミット(2021年9月28日)
中国は、過去10年間で7,000万ha以上の森林を再生。生物多様性の保全、持続可能な利用、気候変動緩和の観点から、中国政府の第14次「5カ年計画」で、2025年までに森林被覆率を24.1%、森林蓄積量を190億m3に増やす目標を掲げている。
今回の発表では、1t.orgイニシアチブとして、2030年までに700億本の植林計画を宣言した。
【参考】【中国】国家林業局、2035年までの大規模森林育成計画発表。2018年だけでアイルランドの面積分(2018年1月15日)
世界経済フォーラムは、中国政府が1t.orgイニシアチブと積極的に協働することを歓迎。今後、企業や個人による排出削減方針、地方政府による植林や生態系回復等の気候適応活動の推進、科学機関やシンクタンク、市民社会による説明責任と信頼性のあるツールや評価枠組みの普及、イノベーションソのためのデジタル環境とクラウドファンディング機会の創出、植林と炭素貯蔵のインセンティブ付与等を期待した。
【参照ページ】China will aim to plant and conserve 70 billion trees by 2030 as part of the global tree movement
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