フィンランド製紙・木材大手ストラ・エンソとスウェーデン木造風力発電所建設Modvionは5月25日、木材を活用した風力発電所のタワー建設の実証に向け、協働すると発表した。厳格な要件が設定された構造物における木材利用の可能性を見出す。
Modvionは、重量比での強度が鉄より高い積層単板製材(LVL)を、風力発電所タワー建設で活用する計画を進めている。ストラ・エンソは、同社の主要LVLサプライヤーであり、今回の協働に至った。
タワーは軽量なモジュールで構成されているため、道路の改修や許諾を得ず、一般道路で容易に輸送が可能。高層化も容易なため、より強い風を受け、発電効率を上げることができる。
木造建築では、従来型のタワー比で二酸化炭素排出量を90%削減することが可能。木材が成長過程で吸収した二酸化炭素の貯蔵も期待できる。またタワーで使用した木材は、木質系製品として再利用もでき、長期的に気候変動への恩恵を享受できるとしている。
【参照ページ】Stora Enso and Modvion partner to expand the use of wood for wind turbine towers
【参照ページ】Stora Enso och Modvion i samarbete – trä ska bli förstahandsval för vindkraftstorn
【画像】Modvion
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら