総合電機世界大手独ボッシュと化学世界大手独BASFのスマート農業合弁ボッシュBASFスマート・ファーミング(BBSF)は6月15日、両社技術の統合ソリューション「Smart Spraying」をブラジルへ展開するため、ブラジル農業機械製造大手スタラと協働すると発表した。南米市場全体も視野に入れる。
Smart Sprayingは、BASFの人工知能(AI)活用の栽培管理支援システム「ザルビオ」に、ボッシュの高機能カメラセンサー技術及びソフトウェアを統合したソリューション。出芽前後の雑草の自動識別とリアルタイム管理が可能。専用除草剤の散布量を最適化し、除草剤使用量を最大70%削減する。これにより雑草が除草剤抵抗性を持つリスクも低減できる。
スタラは今回、同ソリューションを同社製造の農業機械に組み込み、スマートスプレー機器「Imperador 4000 Eco Spray」として販売する。データドリブンの意思決定支援機能を備え、作物の出穂期前後にも散布可能。競合製品との優位性を強調した。
【参照ページ】Bosch BASF Smart Farming and Stara intend to form first commercial sales collaboration in Latin America
【参照ページ】Bosch BASF Smart Farming and Stara intend to form first commercial sales collaboration in Latin America
【画像】Bosch、BASF
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