サントリーホールディングスは7月29日、持続可能な農業促進の国際イニシアチブ「SAIプラットフォーム」に参画したと発表した。日本企業の参画は同社が初。
SAIプラットフォームは、持続可能な農業の実践状況を評価するシステム「FSA(Farm Sustainability Assessment)」を提供するイニシアチブ。2002年に設立され、企業の農業バリューチェーン上でのサステナビリティ・パフォーマンスの評価、改善、検証を進めている。
同イニシアチブには、ネスレ、コカ・コーラ・カンパニー、ペプシコ、マクドナルド、ディアジオ、ユニリーバ、スターバックス、モンデリーズ・インターナショナル、レキットベンキーザー、バイエル、ハイネケン、キューリグ・ドクター・ペッパー、ペルノ・リカール、ハーシー、ADM(アーチャー・ダニエルズ・ミッドランド)、ダノン、デュポン、ケロッグ、カーギル、マース等150団体以上が参画している。
FSAでは、チェックリスト約130項目で農場単位の自己評価を実施。農場の規模や場所、農作物種類等に関係なく、持続可能な農業の実践状況を評価できる。自己評価結果は、第三者監査による検証も可能。検証結果に応じ、ゴールド、シルバー、ブロンズの証明書が発行される。但し、FSAは持続可能な農業実践を企業間で保証するもので、同結果に基づき消費者向けに農業サステナビリティを謳うことは認められていない。
同社は、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)達成が目標。茶葉の産地との協働で製造工程での二酸化炭素排出量削減、イギリスでのカシス農家の支援、Sedexへの加盟を通じたサステナブル調達等を進めてきた。今回のアクションもその一環。
【参照ページ】持続可能な農業を目指す「SAIプラットフォーム」に加盟
【参照ページ】We welcome Suntory Group as a SAI Platform member
【参照ページ】Sustainable Agriculture Initiative Platform
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