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【フランス】ミシュラン、持続可能な原料含有率が世界最高水準のタイヤ開発。全面転換がゴール

 タイヤ世界大手仏ミシュランは10月5日、持続可能な原料の含有率が世界最高水準の45%の乗用車タイヤを開発したと発表した。同じくバス向けでも含有率58%のタイヤを発表。性能は、従来型のタイヤと同水準という。

 同社は、持続可能な原料比率を2040年までに40%、2050年までに100%に転換する目標を標榜。持続可能な原料には、バイオ原料、再生原料、リサイクル可能原料が含まれる。今回のアクションはその一環。

【参考】【国際】ミシュラン、100%持続可能なタイヤ開発コミットメント発表。設計から廃棄・リサイクルまで(2021年12月2日)

 今回開発したタイヤは、天然ゴムの使用量を増やすとともに、再生カーボンブラック、ひまわり油等の植物油、バイオ由来の樹脂、もみ殻由来のシリカ、再生スチール等を配合。ハイテク原料分野の専門家、エンジニア、研究者、化学者、開発者で構成する研究開発部門全体6,000人体制でアクションを加速している。2021年には関連素材で特許3,678件を取得した。

 さらに同社は、持続可能な原料開発には協働が重要とし、パートナーシッププログラムを展開。カナダ化学プロセス電化技術スタートアップのパイロウェーブ、仏再生プラスチック・ベンチャーCarbios、スウェーデン廃タイヤ・リサイクル技術スカンジナビアン・エンバイロ・システムズ(SES)、仏エネルギー研究所IFP Energies nouvelles(IFPEN)、同研究所傘下のAxens等とともに、仏生態系移行庁(ADEME)運営の未来投資プロジェクト「Empreinte」に参画している。

 加えて同社は、スイス環境コンサルティングQuantis等と協働し、サーキュラーエコノミー・プロジェクト「BlackCycle」及び「Whitecycle」も実施。EUの支援のもと、廃タイヤから高品質の原料へのリサイクルを進めている。

【参照ページ】In a world first, Michelin unveils two tires approved for road use containing 45% and 58% of sustainable materials respectively

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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