欧州委員会は11月8日、ガイアナ、モンゴル、コンゴ、ウガンダ、ザンビアの5ヶ国と森林パートナーシップに関する覚書を締結した。気候変動と生物多様性の双方の面からEUが森林保護・再生を支援する。森林パートナーシップの締結は今回が初。
森林パートナーシップは、国連気候変動枠組条約第26回グラスゴー締約国会議(COP26)の場で先進国12ヶ国が署名した「グローバル・フォレスト・ファイナンス・プレッジ」に基づきEUが発表した10億ユーロ(約1,500億円)の資金拠出を実行するための包括的な協力枠組み。
具体的には、森林破壊と劣化の悪言、ビジネス環境を向上させることによる持続可能な森林マネジメントの確保、バリューチェーンと市場アクセスを通じた雇用創出と社会経済開発につながる経済転換の3つが柱。実際には、各支援先国の需要に応じてカスタマイズして支援する。
【参考】【国際】COP26、森林と土地利用に関するグラスゴー首脳宣言とグローバル・フォレスト・ファイナンス・プレッジ採択(2021年11月4日)
EUは2021年から2027年の対外行動予算の約35%を気候変動関連に、7.5%を生物多様性関連に充てることを決めている。
【参照ページ】COP27: EU launches Forest Partnerships with five partner countries
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