中国外食大手ヤム・チャイナ・ホールディングスは11月21日、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル(二酸化炭素ネット排出量ゼロ)目標を発表した。科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)のネットゼロ・スタンダードにもコミットし、承認を目指す。
中間目標では、2035年までにスコープ1、スコープ2での二酸化炭素排出量を総量で2020年比63%削減、スコープ3カテゴリー1「購入製品・サービス」で食品1t当たりの原単位排出量を66.3%削減する。中間目標は、中国の外食企業として初めてSBTiから1.5℃基準の承認も得た。
同社は、エネルギー効率性の改善、再生可能エネルギーへの投資、サプライヤーとの協働に焦点を当てたカーボンニュートラル化戦略とロードマップも策定。今後、年次サステナビリティレポート、TCFDレポート、CDPへの回答等を通じ、進捗状況の透明性も確保する。
【参照ページ】Yum China's Science-Based Targets approved, aiming for over 60% GHG emissions reduction by 2035
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