自動車世界大手独BMWグループと自動車部品世界大手仏ヴァレオは2月14日、自動運転レベル4(高度自動運転)の自動駐車システムの共同開発を行うと発表した。BMWの次世代電気自動車(EV)「ノイエ・クラッセ」向けのADAS(先進運転支援システム)ドメイン・コントローラー、駐車・操縦用センサー、ソフトウェア開発でも協働する。
自動運転支援からレベル4の自動駐車まで、全機能を車両のテクノロジーとセンサーを基に実現。まずは私有地や民間駐車場向けの開発・導入に注力し、公共駐車場でのインフラ共同開発も行う。
自動駐車ソリューションの共同開発には、両社から100名以上の研究開発スペシャリストが参加予定。ソフトウェアは、2021年に発表された自動駐車ソフトウェア「スタック」をベースにする。両社は今回、共同開発したアルゴリズムをホストする強力なコンピューティング・プラットフォームを活用し、さらに拡張予定。
国際標準化機構(ISO)では、自動駐車ソリューションをタイプ1とタイプ2の2種類に分類。タイプ1は、全センサーや制御ユニット等を車載システムが実行するものを指し、タイプ2は、センサーやAVP管理システムを駐車場等のインフラが実行するものを指す。BMWグループとヴァレオは今後、タイプ1とタイプ2の双方の開発を進める。
自動運転レベル4(高度自動運転)の自動駐車システムは、総合電機世界大手独ボッシュと独駐車場管理APCOAパーキングが、ドイツ国内への展開を1月に発表済み。
【参考】【ドイツ】ボッシュとAPCOAパーキング、自動駐車システムを国内15ヵ所に導入。自動運転レベル4(2023年1月27日)
【参照ページ】BMW and Valeo engage in a strategic cooperation to co-develop next-generation Level 4 automated parking experience.
【参照ページ】BMW and Valeo engage in a strategic cooperation to co-develop next-generation Level 4 automated parking experience
【画像】BMW
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