英小売大手セインズベリーは4月3日、プライベートブランド(PB)鶏肉商品で使い捨てプラスチックトレーを廃止し、プラスチック使用量を50%削減したと発表した。
同社は、2025年までにプライベートブランド(PB)商品でのプラスチック包装・容器の使用を50%削減することを目標として掲げている。全牛挽肉商品ではすでに、プラスチックトレーを廃止済み。
【参考】【イギリス】セインズベリー、全牛挽肉商品でプラ製トレー廃止。真空パック包装に転換(2023年2月28日)
鶏肉でのトレー廃止の対象は、同社のホールチキン商品の特小から特大サイズまでの全5品目。同商品は、英国内のセインズベリー小売全店舗とオンラインで購入できる。使用するフィルム包装は、同社小売店舗の軟質プラスチック・リサイクル・ポイントで回収しリサイクルする。
また同社は3月、サプライチェーン上での動物福祉の一環として、鶏の福祉基準を改善。PB商品の原料となる生鮮・冷凍鶏肉に使用する鶏を対象に、低密度飼育へ完全移行を実施済み。これにより英食品品質保証スキーム「レッドトラクター」の業界標準より20%広い飼育スペースを確保している。また鶏が健康的な生活を送れるよう、栄養豊富なベール、鶏同士の突き防止障害物、止まり木等も追加設置している。
【参照ページ】Sainsbury’s goes trayless on whole chickens, saving over 10 million pieces of plastic a year
【画像】Sainsbury’s
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