
資源開発世界大手英豪リオ・ティントと資源世界大手豪BHPは5月27日、豪西オーストラリア州ピルバラ地域で、同業界初のEVホウルトラックの大規模走行実証を行うと発表した。実証期間は2024年後半から2026年まで。
両社は今回、キャタピラーと小松製作所と協働し、バッテリー、静止型充電システム、動的充電システムの運用実証を実施。鉱山におけるEVホウルトラックの性能と生産性を評価する。
リオ・ティントとBHPは2021年にも、小松製作所等と協働。EVホウルトラックのプロトタイプ開発とテストを支援してきた。今回の実証は、同プロトタイプをベースにしたトラックを使用する。
【参考】【国際】コマツ、BHP等4社と資源採掘でのCO2削減で協働。建機のEV・FCV化等を共同開発(2021年8月6日)
リオ・ティントの2023年のスコープ1、スコープ2排出量のうち、鉱山設備と鉄道車両のディーゼル消費による排出量が12%、BHPの2020年の同排出量では、ディーゼル燃焼による排出量が約40%を占めている。両社はともに、2050年までにスコープ3を含むバリューチェーン全体でのカーボンニュートラル達成が目標。今回のアクションもその一環。
【参照ページ】Rio Tinto and BHP collaborate on battery-electric haul truck trials in the Pilbara
【画像】Rio Tinto
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