
2050年までの運用ポートフォリオのカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量ネットゼロ)にコミットする運用会社のイニシアチブ「Net Zero Asset Managers(NZAM)」は1月13日、組織としての方針や活動の見直し作業を開始したと発表した。
NZAMは今回、米国での最近の動向や、投資家個々の管轄区域における規制や顧客の期待を理由に挙げ、見直しを開始したと表明。今後、具体的な検討作業を開始し、加盟機関と協議しながら、新たな活動方針を定めていく。
NZAMは1月10日、ブラックロックがNZAMからの脱退を決定した際に、「投資家の撤退は残念ですが、自主的な取り組みであるため、署名者が下す個々の決定を尊重する」と表明しつつ、NZAMは今後も世界中の投資家とともに、受託者責任と顧客の長期的な財務目標に沿って、投資家がエネルギー転換における独自の道筋を模索するのを世界規模で支援していくと語っている。
【参考】【アメリカ】ブラックロック、NZAMからの脱退決定。既存の気候変動方針は堅持(2025年1月11日)
今回の見直し作業が実施されている期間中は、加盟機関の実施状況や報告状況のトラッキングは停止となる。また、NZAMは、見直しが完了するまで、NZAMのウェブサイトから、コミットメント声明および加盟機関のリスト、目標、関連事例研究のページが削除される予定。
NZAMも含めたアンブレラ組織であるグラスゴー金融同盟(GFANZ)も1月2日、組織ミッションを修正し、金融機関のCEOや経営陣が率いる「プリンシパル・グループ」へ転換すると表明している。
【参考】【国際】グラスゴー金融同盟、資金動員促進の金融経営者団体に転換。米共和党を意識か(2025年1月4日)
【参照ページ】Update from the Net Zero Asset Managers initiative
【参照ページ】Statement on Blackrock’s departure from the initiative
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