
世界経済フォーラム(WEF)は1月20日、女性の健康格差の解消に関する新たな報告書を発表した。
【参考】【国際】世界経済フォーラム、女性の健康で報告書。グローバル・アライアンスを発足(2024年2月4日)
同報告書は、女性の健康格差を解消するために必要なアクションを提言したもの。女性の9つの主要な健康問題への取り組みにより、2040年までに世界GDPを年間4,000億米ドル(約62兆円)増加させる可能性があるとした。マッキンゼー・ヘルス・インスティチュート(MHI)と共同制作した。
同報告書では、女性は男性と比較して健康でない状態で過ごす期間が25%長いと指摘。9つの主要な健康問題に的を絞った対策を実施することで、健康ではない人の障害の程度や期間を加味して調整した生存年数である障害調整生存年(DALYs)を2,700万単位増加でき、女性一人当たり年間2.5日分の健康的な日を追加することが可能とした。
9つの健康問題は、生命に関わる健康問題と健康寿命に関わる健康問題の2つに別れており、生命に関わる健康問題は、妊娠高血圧症候群、産後の過多出血、虚血性心疾患、子宮頸がん、乳がんの5つ。健康寿命に関わる健康問題は、子宮内膜症、更年期障害、偏頭痛、月経前症候群の4つ。
また、データ収集、研究資金、臨床実践ガイドライン、医療提供システムのギャップから女性の健康格差が生じていることを強調。特に女性の健康負担の54%が低中所得国で発生しているが、同地域に焦点を当てた臨床試験は23%しかない。
女性の健康に関する格差を解消し、健康の公平性を高めるための5つの重要なアクションとして、「女性に関するデータ収集」「女性に特化した研究」「女性特有のニーズに合わせたケア」「あらゆる女性を対象にする」「女性への投資」を挙げた。
今回の取り組みの一環として、WEFとMHIは共同で公平でスケーラブルな解決策を世界で推進することを目的としたプラットフォーム「Women’s Health Impact Tracking(WHIT)」を公開。
健康と経済的機会に関するデータに基づくインサイトを提供し、特に資金が不足している更年期障害、月経前症候群、偏頭痛の3つのテーマへの投資を強調し、3,150億米ドル(約49兆円)の機会を生み出すことを狙いとしている。
【参照ページ】Healthier Women, Stronger Economies: The Case for Investing in Women’s Health
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