
スウェーデン・バッテリー大手Northvoltは3月12日、現地スウェーデンでの破産を申請したと発表した。今後、スウェーデンの裁判所が任命した管財人の監督の下で、事業が清算される。1月末時点の開示では、同社の負債は80億米ドルを超える。
【参考】【スウェーデン】Northvolt、EVバッテリー生産計画を構造調整。顧客での発注減に対応(2024年9月10日)
同社は、電気自動車(EV)バッテリー分野で、中国に対抗できる欧州企業として期待を集めていたが、資本コストの上昇、地政学的不安定とサプライチェーンの混乱、市場需要の低迷等、多重の課題に苛まれ、叶わなかった。
同社は2024年11月、先に米国で連邦破産法第11条の適用を申請。当時のカールソンCEOも辞任。58億米ドルの負債を抱えながら、事業再建を図っていた。さらに同12月には、産業用バッテリーの事業売却も発表し、蓄電発電所事業からも撤退。それでもバッテリーセルの開発を継続しようとしていた。
今回の発表では、本体の他に、Northvolt Ett、Northvolt Labs、Northvolt Revolt、Northvolt Systemsの各スウェーデン子会社も清算が始まる。また、Northvolt GermanyとNorthvolt North Americaは破産申請の対象外だが、破産管財人のもとで、貸し手と協議し、処分していく。
今回Northvoltが破産したことで、欧州自動車メーカーでは、再び中国企業からのバッテリー供給に依存していくことになる模様。一方、欧州委員会は、欧州自動車メーカーに、EU域内で生産されたバッテリーの活用を促す政策を打ち出そうとしており、今後、EUメーカーと海外メーカーの双方が、EU向け事業投資をどのように展開するかに注目が集まる。
【参考】【EU】欧州委、自動車産業アクションプラン発表。自動運転開発やEV導入促進を強化(2025年3月6日)
【参照ページ】Northvolt files for bankruptcy in Sweden
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