
三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は4月4日、サステナビリティに関する3つのレポート「未来につなぐ~MUFG の社会課題解決~」「MUFG Climate Report 2025」「MUFG TNFD レポート2025」を発行した。優先10課題のロジックモデルとともに、インパクトの状況を公表した。
MUFGが掲げている優先10課題は、「カーボンニュートラル社会の実現」「自然資本・生物多様性の再生」「循環型経済の促進」「産業育成、イノベーション支援」「少子高齢化のへの対応」「金融サービスへのアクセス拡大」「人的資本重視の経営」「人権尊重」「安心・安全なサービスの提供」「強固な企業ガバナンスの発揮」。そのうち過半数の項目で、アウトプットKPIとインパクト指標を定めている。
「カーボンニュートラル社会の実現」では、「MUFG Climate Report 2025」で詳細を説明。同社は3月、銀行の気候変動イニシアチブ「Net-Zero Banking Alliance(NZBA)」から脱退しているが、それ以前から掲げている方針や目標をそのまま維持した。ファイナンスド・エミッション(FE)については、パリ協定目標に整合するネットゼロを2050年までに実現するとともに、NZBA基準に即したセクター別中間目標もそのまま標榜。特に、高排出セクターに対するトランジションファイナンスに高い意欲を示した。
【参考】【日本】三菱UFJフィナンシャル・グループ、NZBA脱退。脱炭素は継続模様(2025年3月19日)
同社は4月1日、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域のチーフ・サステナビリティ・オフィサーに、スティーブン・ジェニングスEMEAエネルギー・ストラクチャード・ファイナンス部門長兼EMEAサステナブル・ビジネス部門長を兼任の形で任命。さらに、キャサリン・ケリー・クレジット・ストラテジー・グループ責任者をデピュティ・チーフ・サステナビリティ・オフィサー任命している。これにより、2030年までに100兆円というMUFGグループのサステナブルファイナンス目標を含めた同地域におけるサステナビリティ戦略を加速させるとした。
また、「自然資本・生物多様性の再生」では、「MUFG TNFDレポート2025」で詳細を説明。現段階で実施できている分析内容を掲載するとともに、ネイチャーポジティブの実現に向け、2025年3月に開始した「TNFD Transition Plan Pilot Program」への参画を通じた意見発信等を強化していくとした。
それ以外の課題に対処する進捗状況としては、食品分野の「Food-Xプロジェクト」や気候変動適応ファイナンス「Project GAIA」、「宇宙産業の未来開拓」「フリーランス特化型金融」等を紹介した。
【参照ページ】サステナビリティに関する 3 レポートの発行について
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する