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【EU】欧州委、BBNJ協定の批准に向けEU指令案発表。環境アセスや遺伝資源利用促進等

 欧州委員会は4月24日、2024年6月に国連海洋法条約締約国会議で採択された「国家管轄権を越える生物多様性(BBNJ)協定」をEU法に反映させるEU指令案を発表した。EU理事会及び欧州議会との協議に入る。

【参考】【国際】国際海洋法条約加盟国、公海上の海洋遺伝資源や海洋保護区設定で条約案に合意。20年の協議経て(2023年3月22日)

 海洋については、1994年に発効した国連海洋法条約が国際条約として機能しており、生物多様性の分野では1993年に国連生物多様性条約が発効しているが、国家管轄権が及ばないBBNJの分野については双方の条約でカバーできていなかった。そのため、BBNJ協定が新たに採択され、89カ国が署名している。

 BBNJ協定は、60カ国が批准し、批准書を提出してから120日後に発効。EUは、2025年6月にニースで開催される国連海洋会議までにBBNJ協定を批准することにコミット。今回発表したEU指令案は、BBNJ協定のEUとしての批准前に成立させる必要がある。

 EU指令案では、まず、海洋生物を保護するため、国際水域に大規模な海洋保護区を設置。国際水域での活動を承認する前に、加盟国は(環境影響評価を通じて)海洋環境への潜在的影響を評価することを義務化。この評価プロセスは、透明性、説明責任、広範な市民参加、すべての関係者にとって公平な条件を確保し、過度の負担を避けることを確保する。

 また、EUの研究者、特に海洋遺伝資源に関して国境を越えて共同研究を行っている研究者は、遺伝資源の共有に関する支援が受けられるようになる。同制度を通じて、国連生物多様性条約第16回カリ締約国会議(COP16)で決まったカリ基金に沿って、海洋遺伝資源とデジタル配列情報から得られる利益を公正に分配する。

【参考】【国際】生物多様性条約COP16、最終合意。2030年までに3000億ドル動員。カリ基金も発足(2025年3月4日)

【参照ページ】Commission takes further step to protect biodiversity in the High Seas

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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