
JTB傘下のJTBコミュニケーションデザインは6月10日、宿泊による温室効果ガス排出相当量をカーボンオフセットするサービス「CO2ゼロSTAY」において、農業由来のJ-クレジットの取扱を開始したと発表した。第一弾として、藤田観光の新宿ワシントンホテル本館とANNEXが、同サービスを活用した宿泊プラン「農業応援CO2ゼロSTAYプラン」の販売を開始した。
「CO2ゼロSTAY」は2023年に開始。すでに、全国107か所の宿泊施設で導入され、累計約13万人泊に利用されている。利用者にはカーボンオフセット証明書が発行される。
同社は今回、農業分野には生産者の減少や高齢化等の課題があり、持続可能な食料生産システムの構築が求められていると認識。そこで、農業での温室効果ガス排出量削減や生産者支援にもつなげる選択として、農業由来のJ-クレジットに着目した。具体的には「水稲栽培における中干し期間延長の方法論」に基づき創出されたカーボンクレジットを活用している。
藤田観光の宿泊プランでは、新潟県の蛍の里が創出したカーボンクレジットを購入。また、NTTコミュニケーションズが展開するJ-クレジットの流通による新たな農業モデルの構築を目指すサービスも協力している。
【参照ページ】「農業由来のJ-クレジット」を活用したCO2ゼロSTAY®取り扱い開始! ~宿泊によるCO2排出相当量をカーボン・オフセットし 持続可能な農業を支援へ~
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