
東ソーは6月3日、バイオ原料を活用した特殊合成ゴムのクロロスルホン化ポリエチレン「TOSO-CSM」を開発し、量産化技術を確立したと発表した。バイオ原料を活用したクロロスルホン化ポリエチレンの開発は世界初。
「TOSO-CSM」は、高い耐久性が特徴で、工業用品、接着剤、ゴム引布、ハンドレール等の製品に幅広く活用されている。また、一般的なプラスチックと比べると石油資源の使用量が元々比較的少なかったが、同社は温室効果ガス排出量さらに削減するため、製品開発を行っていた。
今回開発したバイオ原料を活用した「TOSO-CSM」は、製品中の炭素原子のうち約90%以上をバイオ由来成分に置き換え、製品の製造から使用・廃棄までのライフサイクル全体で、温室効果ガス排出量を約30%できるという。
同社は2024年11月には、山口県周南市にある南陽事業所で、炭素回収・利用(CCU)を開始すると発表している。工場から回収した二酸化炭素を主力製品イソシアネート製品の原料として使用する。二酸化炭素回収プロセスでは、同社が独自に開発した高耐久性アミンが回収剤として用いられている。回収量は年間約4万t。
【参照ページ】バイオ原料を活用したクロロスルホン化ポリエチレンの開発
【参照ページ】CO2回収および原料化設備を稼働開始
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