
ガラス繊維世界大手米オーウェンス・コーニングは6月11日、同社のガラス補強材事業とスイスの複合材料リサイクルのスタートアップであるコンポジット・リサイクリングとの間で、複合素材(コンポジット)廃棄物の持続可能なソリューション開発及び産業規模でのサーキュラーエコノミー構築を目的とした戦略的提携を発表した。
複合材料は、炭素繊維やガラス繊維、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の強化プラスチックで構成されており、リサイクルが困難な場合が多く、埋立地に廃棄されることが多い。風力タービン及び航空機産業だけでも、複合材料の年間廃棄量は2050年までに合計84万tに達すると予測されている。
今回の提携では、コンポジット・リサイクリングのリサイクルプロセスで回収されるガラス繊維を、オーウェンス・コーニングの既存ガラス補強材生産ラインに組み込むことを検討。ボート、自動車、輸送、航空宇宙、建築資材等、多様な用途での活用方法を共同で開発する。
具体的には、コンポジット・リサイクリングの独自の熱分解技術の大規模かつ費用対効果が高い効率的なプロセスを実現する。また、両社は協力して複合材料廃棄物のライフサイクル全体に対応するサーキュラーエコノミーシステムを確立し、リサイクル材料をオーウェンス・コーニングのガラス補強材生産システムに組み込むことの商業的実現可能性を評価する。これには規制及び業界標準への準拠も含まれる。
両社は、今回の内容に関して意向表明書(LOI)を締結済み。今後、12ヶ月以内に正式な合意を締結し、オーウェンス・コーニングの多様なガラス補強材製品ポートフォリオにリサイクル複合材料を使用する追加機会に関して検討する予定。
【参照ページ】Composite Recycling Announces Strategic Collaboration to Develop Circular Economy Solutions for Post-Industrial Composite Plastic Waste
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