
科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)は8月14日、企業の目標承認状況をまとめたレポート「SBTi Trend Tracker」の第1弾を発表した。2025年6月までの過去1年半で、目標承認企業数が急増していることがわかった。
SBTiから目標承認済みもしくはコミットメントを提出している企業数は、2025年6月末までに10,949社。承認済みの短期目標を設定した企業数は、2023年末の4,205社から、2025年6月末には8,282社へと97%増加。短期目標とネットゼロ目標の両方を設定した企業数も、同じく227%増加した。
(出所)SBTi
目標承認企業全体のうち、ネットゼロ目標を承認されている企業の割合は、2023年末には17%だったが、2025年6月末には38%へと増加。野心的な目標を掲げる企業が加速度的に増えてきている。
地域別では、累積数では欧州が4,140社で最多だが、伸び率ではアジアが2023年末の1,228社から2025年6月末には2,874社と134%増で最大。特に中国が伸び率228%で、日本の125%を上回った。他にもタイが136%増、台湾が120%増、香港が116%増、韓国が104%増と、アジアの各国・地域では高い伸び率が目立つ。北米も同期間に523社から933社へと増加している。
セクター別では、重工業が2,518社、耐久財が1,284社、素材が1,282社と製造業が多い。科学に基づく目標を承認済みまたはコミットしている企業は、時価総額を合計すると128兆米ドルとなり、全体の41%に到達。2023年から2%増加した。売上合計では25%に達した。
【参照ページ】227% jump in companies setting comprehensive climate targets as corporate climate planning accelerates
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