
米原子力小型モジュール炉(SMR)開発Xエナジー、米アマゾン、韓国水力原子力(KHNP)、韓国重工業大手の斗山エナビリティの4社は8月25日、データセンター、先端製造業、電化による電力需要増に対応するため、米国での新型Xe-100先進原子炉の導入を加速するための提携を発表した。
【参考】【アメリカ】アマゾン、SMR原発開発強化。タレン・エナジーとは2.6兆円のPPA締結(2025年6月25日)
今回の提携は、韓国政府が米国の相互関税に関する交渉の中で、3,500億米ドル程度の貿易協定、最大500億米ドルの官民投資を実現していくことで合意したことが背景にある。
同提携の内容では、原子力発電技術、エネルギープロジェクト、クラウドインフラ分野における世界をリードするイノベーターを結集し、先進的第4世代原子炉となるSMRの開発と費用対効果の高い導入を共同で実現しにいく。主な対象地域は米国だが、原子炉のエンジニアリング設計、サプライチェーン開発、建設計画、投資戦略、長期運転、AIと原子力の共同導入をグローバルな規模で検討していくことを盛り込んだ。新規設備容量目標は2039年までに5GW以上。
XエナジーのSMRは、計画中の4基の原子炉プロジェクトの建設許可申請が2025年5月に米国原子力規制委員会(NRC)により受理され、18ヶ月の審査期間に入っている。1号機はダウのUCCシードリフト製造拠点を予定。第2弾は、アマゾンと協力し、ワシントン州のエナジー・ノースウェストのサイト内に4基の設置が予定されており、最終的に12基への拡張が計画されている。
また米グーグル、米原子力小型モジュール炉(SMR)開発カイロス・パワー、テネシー川流域開発公社(TVA)は8月18日、同様に米国内でSMR開発を進める提携を発表した。
同発表では、カイロス・パワーが、テネシー州オークリッジにヘルメス2号機を建設し、最大50MWの電力を電力購入契約(PPA)によりTVAに供給。TVAは調達した電力をテネシー州とアラバマ州にあるグーグルのデータセンターに供給する。ヘルメス2号機は2030年に商業運転を開始予定で当初の設備容量は28MW。SMRによるPPA締結は今回が初となる。将来的には2035年までに設備容量を500MWに拡張する。
【参照ページ】X-energy, Amazon, Korea Hydro & Nuclear Power, and Doosan Enerbility Announce Partnership to Scale Advanced Nuclear Energy for AI Infrastructure
【参照ページ】Our first advanced nuclear reactor project with Kairos Power and Tennessee Valley Authority
無料会員に登録すると、
有料記事の「閲覧チケット」を毎月1枚プレゼント。
登録後、すぐにご希望の有料記事の閲覧が可能です。
無料登録してチケットを受け取る
【無料会員向け】有料記事の閲覧チケットの詳細はこちら
または
有料会員プランで
企業内の情報収集を効率化
- 2000本近い最新有料記事が読み放題
- 有料会員継続率98%の高い満足度
- 有料会員の役職者比率46%
有料会員プランに登録する