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【韓国】LGエナジー、メルセデスからEVバッテリー供給契約獲得。1.6兆円。豊田通商との提携も

 EVバッテリー世界大手韓国LGエナジー・ソリューションは9月3日、メルセデス・ベンツに電気自動車(EV)バッテリーを供給する複数年契約を締結したと発表した。EUと米国の市場を対象とし、契約額は110億米ドル(約1.6兆円)。

 今回の契約は、EU向けに32GWh、米国向けに75GWhのEVバッテリーセルを供給するもの。但し、将来的に内容が変更になる可能性があるという。EU向けは、9月2日付で契約が発効し、2035年12月31日まで有効。米国向けの契約は2029年7月30日開始で2037年12月31日まで継続される。同社はメルセデス・ベンツの米国法人に対し、2024年に50.5GWhの供給契約を締結しており、今回の契約は第2弾にあたる。

 同社は、欧州での供給体制を強化しつつ、2030年までに北米でトップのバッテリーサプライヤーとなる目標を掲げている。現在、アリゾナ州とミシガン州で2つのバッテリー工場の建設計画が進んでいる。

 同社は、フォードとの間でも、2024年10月にEVバッテリー供給契約を締結。米国のインフレ抑制法(IRA)の適用を受けるため、2025年にマスタング・マッハEバッテリーの生産を、ポーランドから米ミシガン州ホランドに移すことを発表していた。また、2024年12月には、GMは完成間近の次世代EVバッテリー工場の持分を合弁相手のLGエナジー・ソリューションに売却することで合意に達したことも発表している。

【参考】【アメリカ】フォード、EV車種上市計画を見直し。国内バッテリー生産体制構築急ぐ(2024年8月24日) 【参考】【アメリカ】GM、合弁ランシング工場持分をLGに売却で合意。他の2工場の持分は維持(2024年12月3日)

 さらに同社の親会社LG化学は9月9日、正極材の生産で豊田通商との提携を発表。LG化学の韓国・亀尾市の正極材工場「LG-HY BCM」に豊田通商が25%を出資し、亀尾工場の持株構成は、LG化学が51%、豊田通商が25%、中国の華友鈷業が24%(以前は49%)となった。その結果、中国企業の出資比率が低下したことで、米国のIRA要件に適合。豊田通商が、同工場で生産される正極材の一部を、主に北米のバッテリーメーカーに供給する考え。

 また豊田通商とLGエナジー・ソリューションは6月、米ノースカロライナ州ウィンストン・セーラムに車載用バッテリーのリサイクル事業を行う合弁企業「Green Metals Battery Innovations(GMBI)」を設立することも発表済み。

【参考】【アメリカ】LGエナジーと豊田通商、EVバッテリーリサイクル工場設立。年間処理1.35万トン(2025年6月23日)

【参照ページ】LG Chem LG Chem and Toyota Group Partner to Accelerate Cathode Materials Market Entry

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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