
食品世界大手ダノン、タイヤ世界大手仏ミシュラン、仏銀行大手クレディ・アグリコル傘下のクレディ・アグリコル・サントル・フランス、米バイオテクノロジー開発DMCバイオテクノロジーズの4社は6月13日、精密発酵の大規模化に向けたプラットフォーム「Biotech Open Platform」を設立することに合意したと発表した。
精密発酵は、バクテリア、酵母、真菌等の微生物を使用して、産業で使用されるタンパク質、酵素、その他の分子を生産する最先端技術。特に食品や素材分野でのイノベーションに適している。
Biotech Open Platformは、ミシュランが支援するフランス・クレルモンフェランにあるイノベーション促進施設「Parc Cataroux Center for Sustainable Materials」内に設置。第1弾投資では、1,600万ユーロ(約28億円)以上を拠出し、2025年までに、発酵槽と精製装置を含む最初のデモ規模の生産ラインを設置する予定。
同プラットフォームは、仏クレルモン・オーヴェルニュ大学、グリーンテック、欧州地域開発基金(ERDF)等からの支援も受けており、ラボで既に検証済みの革新的な製品やプロセスをスケールアップ可能にすることで、精密発酵の開発の加速を目指す。また今後数年間で、第2弾生産ラインを含む追加装置を設置していく考え。
【参照ページ】Danone, DMC, Michelin and Crédit Agricole Centre France join forces to create a cutting-edge biotechnology platform
【参照ページ】Danone, DMC, Michelin and Crédit Agricole Centre France join forces to create a cutting-edge biotechnology platform
【画像】Michelin
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