Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の97%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【国際】ダウ、バイオ由来EDPM上市。自動車部品や建材用途。低炭素化実現

 化学世界大手米ダウは7月3日、「ドイツ・ゴム・カンファレンス(DKT)2024」の場で、自動車、インフラ、消費者用途の植物由来エチレンプロピレンジエンテルポリマー(EPDM)ゴム材料「NORDEL REN(EPDM)」を発表した。

 今回発表した「NORDEL REN(EPDM)」は、既存製品のバイオプラスチック版。廃棄物残渣や製造工程の副産物のみを原料とし、顧客の排出量削減に貢献する。食料との競合もしない。製品は従来品と同等。ISCC PLUS認証も取得し、マスバランス型で提供する。EPDMは、自動車用ウェザーシールやホースの原料として使われている。建築用でも、屋根膜、電線・ケーブル等にも使用されている。

 EPDMは、同社の技術「Advanced Molecular Catalyst」によって実現している。同技術では、従来のZiegler-Nattaプロセスより、エネルギー消費量を24%削減することにも成功。それに伴い、ライフサイクル分析(LCA)では、標準的な「NORDEL REN(EPDM)」の製品カーボンフットプリントは39%低くできている。

 同社は2030年までに、サーキュラーもしくは再生利用型の新たなサステナブル素材の生産量を年間300万tにまで引き上げることを目標としてい掲げている。

【参考】【国際】ダウ、サーキュラー製品売上を2030年に年間300万tへ目標引上げ。世界中で設備増強(2022年10月18日)

【参照ページ】Dow announces bio-based NORDEL REN EPDM at DKT 2024

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。