
国際航空運送協会(IATA)と国際民間航空機関(ICAO)は6月2日、持続可能な航空燃料(SAF)の開発と普及を加速させるための協力を強化すると発表した。
ICAOは、国際航空分野において2050年ネットゼロを目指す長期的な世界共通の野心的目標(LTAG)を採択している。IATAも航空業界として2050年ネットゼロを掲げており、その実現に向けてSAFの大幅な普及が重要な手段と位置づけられている。
一方で、SAFの生産から流通、実際の使用に至るまでのサプライチェーンを可視化し、それによる排出削減量を正確に把握・報告するための国際的で一貫した基準づくりが急務となっている。
今回の発表では、両機関が強固なシステムと高品質なデータに基づき、業界と各国の政府間の緊密な協力を促進する。具体的には、IATAが開発し、民間航空脱炭素化機構(CADO)が運営する「CADO SAF Registry」によって収集されるデータが、ICAOが定めるLTAGの監視・報告(LMR)方法論の実施をどのように支援できるかを探る。さらに、国際航空における温室効果ガス排出量を正確に算定するための国際的な燃料会計システムの検討においても両者が協力していく。
【参考】【国際】IATA、SAF登録簿「SAFレジストリ」公開。34社が登録完了。需給マッチング加速(2025年4月5日)
【参照ページ】IATA-ICAO Deepen Cooperation on Boosting Sustainable Aviation Fuels
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