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【中国】シーゲイト、政府系環境基金と連携し緑化活動をスタート

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 ストレージ分野で業界をリードしているシーゲイトテクノロジー社は4月2日、国務院林業局と連携し、中国緑化基金会とともに「シーゲイト山海関生態教育援助演習林」プロジェクトを始めた。40エーカーの桜を植え 収益を教育援助に使う。目下のところ中国政府は、国内の環境保護に全力を挙げており、シーゲイト社のように政府の達成目標を企業側も自発的にサポートする動きが最近増えている。
 「シーゲイト山海関生態教育援助演習林」プロジェクトの趣旨は市民、企業と社会全体の生態系維持に関する関心を喚起し、生態システムと地球環境の保護を強化、さらに行動ととして植林面積を広げ、自然生態システムの好循環を創り出していこうということにある。山海関は600年以上の歴史を持ち、秦皇島市の文化名城としても名高い。この町がさらに美しく、知名度を上げられるように、山海関は以前から緑化を重視してきた。プロジェクトは河北省山海関地域で40エーカーの桜の森を植えることに通じて、地元の生態環境を改善し、植林した桜の木から収穫できるさくらんぼの収益で小学校教育に対して資金援助を施す。この新しいプロジェクトは緑化環境保護と教育援助を結びつけることによって、創造的な企業社会責任活動を作り上げていくという。
 中国緑化基金会の企業協力部部長、陳美娜氏は「去年、中国緑化基金会とシーゲイト社は『シーゲイト内モンゴルアラシャ生態モデル林』プロジェクトを行い、アラシャ地域の砂漠化改善と生態バランス保護に貢献した。2015年再びシーゲイトと連携して、「シーゲイト山海関生態教育援助演習林」プロジェクトを手掛け、環境保護と教育援助の使命を履行できるのは大変喜ばしいことである」と語った。
 シーゲイトは生態保護と教育支持を企業社会責任の大切な構成要素として扱っている。「シーゲイトは多くの時間と資金を投入し業界で最もグリーンな製品を開発している」とシーゲイト社のグローバル副社長兼中国地域社長の孫丹氏は語る。今回の取組はストレージ技術というシーゲイト社の事業資源を十分に活用したものとは言えないが、中国国内で事業をする上で、マクロな政策目標とリンクさせる活動を自ら見出そうとする事例と言えよう。

【企業サイト】シーゲイトテクノロジー

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