国際環境NGOのThe Climate Group(TCG)は9月25日、RE100加盟企業は非加盟企業より利益率が高いことを示した報告書を発表した。同報告書は、9月にニューヨークで同NGOが主催した第10回「Climate Week NYC」の場で公表された。The Climate Groupは、再生可能エネルギー100%での事業運営を目指す「RE100」、事業エネルギー効率の倍増を目指す「EP100」、輸送部門の電気自動車(EV)化推進イニシアチブ「EV100」の運営団体。
今回の調査では、世界3,462社を調査対象とし、RE100加盟企業122社と非加盟企業3,340社の利益率を、8つのセクター毎に比較。データは2016年度の企業財務報告を用いた。その結果、RE100加盟企業は、純利益率とEBITマージンの双方で、非加盟企業より1%近くから最大20%ほど高かった。
(出所)The Climate Group
さらにこのほど、メキシコのベーカリー大手Grupo Bimbo、トルコの紳士服販売Gürmen Group、仏スポーツブランドのデカトロン、インドのマヒンドラ・ホリデイ・リゾート、日本の芙蓉総合リース、オンライン配車サービス米Lyft、台湾消費財大手TRIDLがRE100に新規加盟し、合計152社となった。中南米とトルコからのRE100加盟は今回が初。また、米ヒルトンと台湾のTRIDLがEP100に新規加盟。米バンク・オブ・アメリカがEV100に新規加盟した。
【参照ページ】CLIMATE WEEK NYC: COMPANIES WITH CLEANER, SMARTER ENERGY USE OUTPERFORM THEIR PEERS
【報告書】Making Business Sense: How RE100 companies have an edge on their peers
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