容器・包装世界大手スイスのテトラパックは11月20日、持続可能なさとうきび認証「BONSUCRO認証」を取得したさとうきびを原料としたバイオプラスチック活用の紙パックの販売を2020年第1四半期中に開始すると発表した。紙パックの防水層に用いているプラスチックを、さとうきびを原料としたバイオプラスチックに切り替えてきた。
BONSUCRO認証は、英NGOのBONSCUROが運営する持続可能なさとうきび認証。今回テトラパックにバイオプラスチック素材を提供しているブラジル化学大手ブラスケムは、同社向けのバイオプラスチック素材でBONSCURO認証を100%取得。それにより、テトラパックが製造するバイオプラスチック活用の紙パックは、全てBONSCURO認証を取得したことになった。
テトラパックは、自社サステナビリティ・イニシアチブ「Planet Positive Initiative」の一環として、サーキュラーエコノミー化や低炭素化に取り組んでいる。容器・包装素材を紙やバイオプラスチックに切り替えている。紙素材では、森林保護推進の国際NGO森林管理協議会(FSC)が運営するFSC認証の取得を進めており、2007年以降FSC認証取得の容器を5,000億個生産してきた。同社は将来的に、全製品を再生素材や植物由来素材のみにする考え。
【参照ページ】Tetra Pak becomes the first company in the food and beverage industry to offer packaging made with fully traceable plant-based polymers
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