Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【インドネシア】CATL、EVバッテリー工場を5200億円で建設。世界最大のニッケル生産・輸出国

 インドネシアのSeptian Hario Seto海洋・投資担当調整次官は12月15日、中国EV・EVバッテリー大手CATL(寧徳時代)が、50億ドル(約5,200億円)を投じ、インドネシアにリチウムバッテリー工場を建設すると発表。2024年に稼働を開始する予定。

 CATLは、NCM(ニッケル・コバル・マンガン組成)の三元系リチウム電池の正極材に必要なニッケルの調達で、インドネシア国営PT Aneka Tambangと提携契約を締結済み。しかしインドネシア政府は、CATLに対し、販売したニッケルの60%をインドネシア国内で加工するよう要求しており、今回リチウムバッテリー工場をインドネシア国内で建設することとなった。

 インドネシアは世界最大のニッケル生産・輸出国。主にマルク諸島、南スラウェシ州、東カリマンタン州、パプア州に分布し、埋蔵量は約13億t、確認埋蔵量は6億tと言われている。インドネシアは国営企業の共同出資で合弁会社Indonesia Battery Holdingを設立することも発表済み。一方、ニッケルの資源開発では、森林破壊を伴うことも多く、今後サプライチェーン・マネジメントの重要性もましてくる。

 インドネシア投資調整庁によると、EVバッテリー世界大手韓国LG化学や米EV大手テスラも、インドネシアでのリチウムバッテリー工場建設を検討中。2019年にはトヨタ自動車と、韓国の現代自動車も、インドネシア国内にEV工場を建設する計画を明らかにしている。

 CATLは、すでに初の海外工場を独テューリンゲンで建設しており、2022年までに稼働を開始。生産能力は14GWhで、BMWやフォルクスワーゲンに供給すると見られている。

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。