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【インド】廃プラサーキュラー化110億円投資ファンド、インド4社を投資先に決定。グローバル大手がLP

 シンガポール資産運用Circulate Capitalは12月10日、プラスチックのサーキュラーエコノミー化に向けたファンドが、インドの4社に1,900万米ドル(約20億円)を投資することを決定したと発表した。グローバル大手企業も多数LPとして参画している。

 Circulate Capitalは、海洋プラスチック問題の解決に特化した運用会社で、特に南アジアや東南アジアでのプラスチックのサーキュラーエコノミー化に資する中小企業へ投資し、企業を成長させて、投資リターンを得るインパクト投資の形態を採っている。LPとして参画している企業は、コカ・コーラ・カンパニー、ペプシコ、P&G、ユニリーバ、ダノン、シャネル、ダウ、シェブロン・フィリップス・ケミカル・カンパニー。また海洋NGOのOcean Conservancyとの協働パートナーシップを締結している。

【参考】【国際】コカ・コーラ、ペプシコ、ユニリーバ、P&G等、海洋プラスチック対策Circulate Capitalに出資(2018年10月30日)

 今回設定した「Cirulate Capital Ocean Fund(CCOF)」が出資を決めた4社は、Srichakra Polyplast、Dalmia Polypro Industries、Rapidue Technologies、Deeya Panel Products。すでに、Lucro PlastecycleとNepra Resources Managementにも合計3,900万米ドルを投資することを発表済み。CCOFは、最終的に1億600万米ドル(約110億円)の投資を検討している。

 Srichakra PolyplastとDalmia Polypro Industriesは、食品グレードのプラスチック・リサイクルのプロジェクトを進めており、Rapidue Technologiesは、廃棄物とリサイクルのトレーサビリティを確保するITツールを開発。Deeya Panel Productsは、リサイクルの難しい多層プラスチック、Lucro Plastecycleはフレキシブル包装プラスチックのリサイクル技術を開発。Nepra Resources Managementは、インド最大の固形廃棄物回収・処理事業者として、事業拡大が期待されている。

 Circulate Capitalは、今回の6社への投資で、2030年までにインドでプラスチック汚染を500万t分削減できると試算。二酸化炭素排出量の削減量は690万tになるという。

【参照ページ】Circulate Capital Invests to Scale India’s Circular Economy for Plastic Waste

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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