エネルギー・自動車世界大手11社は2月3日、水素エコノミーへの転換により気候変動対策と経済の双方の便益を追求するため、米国での水素社会実装イニシアチブ「Hydrogen Forward」を発足した。米国企業以外も多数加盟した。
加盟企業は、ロイヤル・ダッチ・シェル、リンデ、エア・リキード、アングロ・アメリカン、カミンズ、ブルームエナジー、CFインダストリーズ、チャート・インダストリーズ、マクダーモット、現代自動車、トヨタ自動車。加盟企業は米国での水素への投資を加速し、米国での気候変動目標の達成と、雇用創出を通じた経済の強化につなげると表明した。
同イニシアチブは、欧州や東アジアが水素への投資を促進する中、米国には水素技術の導入を支援する包括的な政策パッケージがないことを課題視。米政府等のステークホルダーに対し、今後ロビー活動や協議を展開する模様。
同イニシアチブは、米国内で水素を生産し、船舶輸送、交通、発電、石油精製、製鉄、化学、資源採掘、製造等、幅広いセクターを脱炭素化していくことで、大きな経済効果も生まれると強調。水素の貯蔵や地域の電力会社とも協働すると表明し、再生可能エネルギー化等の電力の脱炭素化にも貢献できると主張した。
【参照ページ】Hydrogen Forward Coalition Formed to Advance Hydrogen in the U.S.
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