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【イギリス】テスコ、COP26に向け新たな気候変動目標発表。世界で再エネ100%、輸送車両EV化100%、代替肉売上4倍等

 英小売大手テスコは3月24日、第26回国連気候変動枠組条約グラスゴー締約国会議(COP26)に先立ち、同社の新たな気候変動コミットメント「気候変動対策マニフェスト」を発表。二酸化炭素絶対排出量の削減、英国での輸送のEV化、食品廃棄物を含む廃棄物の削減、消費者の健康で持続可能な食事、持続可能な食品生産の5分野に注力する。

 二酸化炭素排出量の削減では、2030年までに世界中での事業電力を全て再生可能エネルギーへ転換する。同社はすでに、英国やその他欧州で100%再生可能エネルギーへ転換済み。また、再生可能エネルギー分野の投資家とともに、英国での太陽光発電所と風力発電所の建設プロジェクトを展開する。

 電気自動車(EV)では、輸送用のEVバン30台を導入することを皮切りに、2028年までに全輸送用バンをEVに転換する。同時に、テスコ小売600店舗にEV充電スタンド合計2,400個を設置する。400店舗へはすでに設置済み。同アクションがすべて完了すると、英国でのEV充電ステーションが14%向上する見込み。

 食品廃棄物では、英国事業では、可食部での食品ロスをゼロにすることにコミット。持続可能で健康な食事では、2025年までに植物由来の代替肉の売上を4倍に増やす。持続可能な食品生産では、2030年までに製造プロセスでの二酸化炭素排出量を35%減、原材料生産の農業での排出量を15%する。

 同社は2017年、パリ協定に則した1.5℃目標に準拠し、科学的根拠に基づく削減目標(SBT)として、2035年までに英国での二酸化炭素ネット排出量ゼロ(カーボンニュートラル)達成を目標に設定。エネルギー効率性改善や、低炭素化イノベーションの推進を通じ、二酸化炭素絶対排出量を2015年比50%削減に成功した。また2018年には、世界自然保護基金(WWF)とパートナーシップを締結。食品での環境インパクト半減や、気候変動等の課題への対策を進めている。

【参照ページ】Tesco sets out its climate “manifesto” ahead of crucial COP26 Conference in Glasgow

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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