ブリヂストンは4月12日、販売子会社ブリヂストンリテールジャパンが運営するコクピット・タイヤ館を通じて、乗用車用タイヤのサブスクリプションサービス「Mobox(モボックス)」の提供を4月1日から開始したと発表した。サブスクリプションサービスは、サーキュラーエコノミーの観点から、消費資源を削減するPaaS(サービスとしての製品)モデルとしても注目されている。
タイヤのサブスクリプションサービスは、月額定額で、装着するタイヤの提案、組替・脱着、パンク補償、定期的な安全点検、各種メンテナンス等が受けられるサービス。タイヤを販売するのではなく、タイヤという機能を月額定額で提供する。提供するタイヤは、REGNO、Playz、ECOPIA等の同社ブランドのタイヤ4本。契約期間は2年間。
同社は、タイヤの適正空気圧を保つことで燃費悪化を抑制し、二酸化炭素排出量の削減にもつながると説明。また、タイヤを有効利用し続けることで、製品生産数そのものを抑制する効果も期待できる。
また同社は4月16日、鉱山・建設車両用タイヤ(ORタイヤ)の旗艦生産拠点である下関工場の一部設備を102億円をかけ刷新すると発表した。2022年に着工し、2025年末までの運転開始を目指す。下関工場は、1970年に操業を開始し、今回50年ぶりの大規模設備投資となる。
【参照ページ】乗用車用タイヤのサブスクリプションサービス「Mobox」を4月より提供開始
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