
石油化学世界大手サウジ基礎産業公社(SABIC)は9月2日、廃プラスチックをマテリアルリサイクルして生産した再生プラスチック素材を一部含む初の自動車部品用グレードのプラスチックを発表した。同社のサーキュラーエコノミー型素材「TRUCIRCLE」に新たなラインナップが加わった。
今回開発したのは、高流動・低炭素型のタルク充填ポリプロピレン(PP)「T2E-3320EH PPコンパウンド」、ポリカーボネート(PC)とポリエチレンテレフタレート(PET)をブレンドした無充填のUV安定化樹脂「XENOY T2NX2500UV樹脂」、ポリカーボネート(PC)とポリエチレンテレフタレート(PET)をブレンドしたミネラル充填樹脂「XENOY T2NX5230樹脂」の3種類。ライフサイクルアセスメント(LCA)も実施し、バージン材料との環境フットプリントも比較した。
T2E-3320EH PPコンパウンドは、剛性、低炭素、高耐熱性を特徴とし、車両のインストルメントパネル内の冷暖房空調(HVAC)部品やインテリア、フード下の部品に使用される。リサイクルPPを25%使用しているため、バージンPPコンパウンドとの比較で、製品のカーボンフットプリントを最大24%削減できる。
XENOY T2NX2500UV樹脂は、耐熱性、耐衝撃性、寸法安定性、低収縮性に優れ、再生PETを21%使用。塗装済みのエクステリアボディパネル、スポイラー、フューエルフィラードア、トリム等に使用される。UV安定化処理を施しているため、未塗装品への使用も可能。バージン素材との比較で、製品のカーボンフットプリントを11%削減できる。
XENOY T2NX5230樹脂は、剛性に優れ、線膨張係数(CLTE)が低いのが特徴。再生PETを29%、ミネラル充填剤を16%含有。塗装されたボディパネルやトリム等の部品に使用される。
【参照ページ】SABIC LAUNCHES RECYCLED AUTOMOTIVE GRADES UNDER TRUCIRCLE™ PORTFOLIO OF CIRCULAR SOLUTIONS
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