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【フランス】EIB、フランス初の浮体式洋上風力発電への融資締結を発表。総額300億円

 欧州投資銀行(EIB)は6月28日、フランス初の浮体式洋上風力発電所建設プロジェクト3件への融資締結を発表した。総融資額は2.1億ユーロ(約300億円)。

 建設する1つ目は、EDF傘下EDF Renouvelablesの子会社Parc Eolien Offshore de Provence Grand Largeと、エンブリッジとCPP Investmentsの合弁会社Enbridge Eolien France 2が実施している案件。シーメンス・ガメサ・リニューアルブル・エナジー製の3基で合計25MWの設備容量。建設場所はマルセイユの西40km、ポルト・サン・ルイ・デュ・ローヌの沖合17km、水深約100mの場所で、2023年に操業開始予定。浮体部は、SBMオフショアとIFPエネルジー・ヌーベルが設計したテンション・ライン・フロート構造。EIBは5,000万ユーロを融資する。

 2つ目は、独立系電力会社Qairが開発しているEolmedプロジェクト。建設場所は、オクシタニー地方オード県ナルボンヌの沖合18km。EIBが8,500万ユーロを融資し、欧州委員会の欧州戦略投資基金(EFSI)が債務保証を付ける。ヴェスタス製の10MW基を3基建設し、設備容量30MW。浮体部は半潜水式。2024年に運転開始予定。

 3つ目は、EDP Renewablesとエンジーの合弁会社オーシャンウィンズと、フランス預金供託公庫グループのバンケ・デ・テリトワールが共同出資しているEoliennes Flottantes du Golfe du Lionプロジェクト。ヴェスタス製の10MW基を3基建設し、設備容量30MW。浮体部は、プリンシプル・パワー社が開発したWindFloat技術を採用。建設場所は、ルカートとル・バルカレスの沖合16km、水深70m。EIBが7,500万ユーロを融資し、欧州委員会の欧州戦略投資基金(EFSI)が債務保証を付ける。運転開始は2023年を予定。

 3つのプロジェクトは、仏生態系移行庁(ADEME)が主導し、「未来のための投資プログラム(PIA)」で公募案件としt採択された。

【参照ページ】France: The EIB, with the support of the European Commission, is co-financing the construction of three floating offshore wind farms for a total of €210 million
【参照ページ】Maquette virtuelle de l’éolienne flottante

【参照ページ】Les Éoliennes Flottantes du Golfe de Lion
【参照ページ】EolMed – France

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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