
日立造船は8月4日、福島県昭和村、南会津町、会津美里町、下郷町で検討を進めていた国内最大級の陸上風力発電事業「会津大沼風力発電事業(仮称)」を中止すると発表した。完成すれば設備容量183MWで日本最大級だったが、貴重な生態系を破壊すると地元のからの強い反発に会っていた。
同事業は、国有林で大型上風力発電所建設を計画。計画検討エリアには、林野庁設定の「会津山地緑の回廊」や、国指定天然記念物の駒止湿原、博士山鳥獣保護区、駒止湿原鳥獣保護区等が含まれていた。8月1日には環境NGO日本自然保護協会(NACS-J)が、事業中止を求める意見書を提出していた。
日本の陸上風力発電では、生態系破壊を理由に環境アセスメントを機に事業中止する企業が出てきている。
【参考】【日本】関西電力、北海道と宮城県の風力発電事業を断念。環境懸念で市民の反対運動(2022年8月1日)
【参照ページ】(仮称)会津大沼風力発電事業の廃止について
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