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【中国】大規模地域で猛暑や旱魃警報が発令。電力需給逼迫で工場操業にも影響

 中国の中央気象台は8月18日、今年初の気象旱魃の上から3番目の黄色警報を発令した。江蘇省南部、安徽省南部、湖北省西部、浙江省の大半、江西省、湖南省、貴州省の大半、重慶、四川省の大半、チベット中東部の乾燥地帯で8月20日まで少雨と高温が予想されるという。

 中国では、8月20日には南部と西部の幅広い地域で、35℃から39℃の高温となり、最高温度が40℃以上となることが予想されている。すでに気温に関しては、最高レベルの赤色警報が発令されている。重慶市北碚区では8月18日に45℃を記録している。

 中国応急管理部が8月18日に発表した情報によると、7月の洪水、風災、雹による被害が大規模に発生し、旱魃や森林火災等も加えると、延べ1692万人が被災。90人が死亡・行方不明、18万4000人が緊急避難したという。物的損害では、家屋が4,000棟近く倒壊、69,000棟が損壊。農作物の被害面積は2,008万ha。直接経済被害額は285億9,000万人民元(約5,700億円)に上るという。それでも過去5年平均よりは被害が小さいと強調した。

 四川省では、猛暑で冷房での電力需要が増大し、電力需給が逼迫。8月15日から6日間、省政府が企業の操業停止を求める措置に出た。これにより、自動車部品メーカーの操業が停止したため、上海での自動車工場にも悪影響が及んでいる模様。テスラや上海汽車集団(SAIC)が、上海市当局に対し、四川省に自動車部品メーカーの稼働を容認するよう交渉を求めたとの報道もある。

【参照ページ】中央气象台发布今年首个气象干旱预警
【参照ページ】中央气象台发布今年首个高温红色预警
【参照ページ】应急管理部发布2022年7月份全国自然灾害情况

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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