JTB傘下のJTBコミュニケーションデザインは9月29日、観光地の電気自動車(EV)対応を進めるため、EV充電スタンドを提供するTerra Motorsとの業務提携を発表した。宿泊施設、レジャー施設、アウトレット等にEV充電スタンドを2025年までに5,000基設置する。
Terra Motorsは、2022年4月からEV充電事業に新規参入。2022年3月には、既設マンションを主要ターゲットに、EV充電サービス「Terra Charge」をローンチした。また、充電スタンドだけでなく、決済専用アプリ、管理クラウド、設置工事等も一貫して提供している。8月には、ツバメ石油が運営する山口県岩国市のガソリンスタンド「セルフ西岩国店」に、設置が決まった。同社は、国と自治体の補助金を組み合わせ、設置費用無料で導入を拡大しており、2030年までに急速充電スタンド3万基、普通充電スタンド12万基を設置目標として掲げている。
今回の発表では、観光地関連での5,000基設置のほか、分譲マンション、商業施設、公共施設、スーパー等への設置でもJTBコミュニケーションデザインと協働。設置目標は2025年までに10,000基としている。また決済専用アプリを活用し、観光地でのクーポン提供や周辺情報提供等も協働で進める。充電スタンドにサイクルシェア等も併設し、充電時間に周辺観光も促進する。エネルギーマネジメントやダイナミックプライシングも視野に入れる。
日本全国のガソリンスタンド数は、2021年末時点で28,475給油所。ここ数年は毎年500ヶ所以上減少している。
【参照ページ】JTBコミュニケーションデザインとTerra Motorsがグリーントランスフォーメーション(GX)の実現をめざしEV充電インフラ網を核とするサステナブルツーリズム基盤構築にむけ業務提携
Sustainable Japanの特長
Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。
- 時価総額上位100社の96%が登録済
- 業界第一人者が編集長
- 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
- 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら