Skip navigation
サステナビリティ・
ESG金融のニュース
時価総額上位100社の96%が
Sustainable Japanに登録している。その理由は?

【スペイン】イベルドローラ、持続可能な調達ISO20400でスペイン第1号の外部保証取得

 スペイン電力大手イベルドローラは11月23日、同社の持続可能な調達戦略が、スペイン標準化・認証協会(AENOR)からISO20400(持続可能な調達)の外部保証を取得した国内初の企業となったと発表した。

 ISO(国際標準化機構)が策定したISO20400(持続可能な調達)は、企業や政府などあらゆる組織の調達活動において、環境影響を最小限にとどめ、人権問題に対処し、社会及び経済へ貢献する努力を行うようにするための国際規格。2017年に制定された。

【参考】【国際】ISO20400(持続可能な調達)、第二次国際規格原案発表。2017年に発行か(2016年9月6日)

 同社は、2021年の調達全体の82.5%にあたる100億ユーロ(約1.4兆円)以上をAENORが定義するレベルを満たしたサプライヤーと契約を結んでいる。レベルが基準に満たない場合には、サプライヤーに対して改善計画を提案しており、過去1年以内にサプライヤーから提出された計画案は500以上、このうち50%以上の案で基準を満たす計画だったとのこと。

 AENORの監査結果では、同社の調達プロセスにおけるデジタルツールの活用について評価した。購買部門はBIツールを活用しリアルタイムにデータを分析し、意思決定と報告を実施。サプライヤーのパフォーマンスをコスト、時間、リスクの観点から評価しスコアリングされている。また、持続可能性とサプライヤーを管理する文化が管理職を含む組織内に根付いており、契約条件に関しても透明性が確保されている。

 また、同社は11月17日、2025年までに同社が持つ世界中の高・中容量の送電網の80%以上をスマートグリッド化する計画を発表した。2025年までの3年間で270億ユーロ(約3.9兆円)を投資する。

 同社では、毎年1億ユーロ(約140億円)以上をスマートグリッドのイノベーションプロジェクトに投資。また、同社のスマートグリッドに関する研究機関であるグローバル・スマートグリッド・センターを設立し、120以上のプロジェクト、220人以上の専門家が再生可能エネルギーの統合やエネルギー貯蔵システム等に関する研究を進めている。

【参照ページ】We became the first company with AENOR’s Sustainable Procurement Strategy certificate

【参照ページ】More than 80% of Iberdrola’s high and medium voltaje grids worldwide will be smart by 2025

author image

株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

この記事のタグ

Sustainable Japanの特長

Sustainable Japanは、サステナビリティ・ESGに関する
様々な情報収集を効率化できる専門メディアです。

  • 時価総額上位100社の96%が登録済
  • 業界第一人者が編集長
  • 7記事/日程度追加、合計11,000以上の記事を読める
  • 重要ニュースをウェビナーで分かりやすく解説※1
さらに詳しく ログインする

※1:重要ニュース解説ウェビナー「SJダイジェスト」。詳細はこちら

"【ランキング】2019年 ダボス会議「Global 100 Index: 世界で最も持続可能な企業100社」"を、お気に入りから削除しました。