
EU上院の役割を担うEU加盟国閣僚級のEU理事会とEU下院の役割を担う欧州議会は3月6日、欧州単一空域規則とEU航空安全機関(EASA)の基本規則の改正案で政治的合意に達した。航空での気候変動緩和を航空行政の中に組み入れる。今後立法手続に入る。
改正案では、航空での二酸化炭素排出量を削減するため、空港ターミナル・サービスに対し法定目標を設定。さらに航空会社が環境パファーマンスの高い航行を行う場合に航空施設使用料を減額するというの調整を行うことも可能になる。具体的には最も燃費の良い航路の選択や、代替クリーン推進技術の利用等が想定されている。法定目標は今後、欧州委員会が設定する。
同案では、欧州委員会に独立諮問機関「パフォーマンス審査委員会(PRB)」を設置。欧州委員会とEU加盟国の政策決定を支援する。
また同案では、航空管制サービスの民営化を見越し、監督当局を指定することも加盟国に求める。航空管制サービス事業を行う主体は、監督当局との間に独立した牽制関係を持つことも義務化する。
【参照ページ】Single sky reform: Council and Parliament strike a deal to improve efficiency of air space management in the EU
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