
電子機器業界サステナビリティ推進機関RBA(責任ある企業同盟)は8月6日、サプライチェーンにおける化学物質管理デューデリジェンス実践ガイドを発行した。労働者の健康と環境の双方の観点でベストプラクティスをまとめた。
同実践ガイドは、標準化されたアプローチを用いて化学物質リスクを管理しようとする施設に、リスクベースのデューデリジェンス枠組みを提示したもの。策定に関しては、RBA加盟企業の知見の他、国際機関、労働組合、業界団体等のステークホルダーによるイニシアチブのナレッジも盛り込まれている。特に、経済協力開発機構(OECD)の「OECD責任ある企業行動のためのデュー・ディリジェンス・ガイダンス」に準拠している。
RBAは、同ガイドの中で、リスクベースのデューデリジェンスは、EUの企業サステナビリティ・デューデリジェンス指令(CSDDD)等の法定義務とも合致しているとの考えを強調。コンプライアンスとしても重要になっていくと伝えた。
RBAは6月、電子機器サプライチェーンでの責任ある化学物質管理を促進するためのリスクベースの自主参加プログラム「化学物質管理リーダーシップ・プログラム(CMLP)」も開始している。
【参考】【国際】RBA、サプライチェーンの化学物質管理で新プログラム発足。CMLP(2024年7月2日)
【参照ページ】RBA Publishes Chemical Management Due Diligence Guide
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