
食品世界大手米ペプシコ傘下のペプシコ・フーズ・ノース・アメリカ(PFNA)は11月1日、同社のプログラムでリジェネラティブ農業を採用した農家が世界で5,500世帯、180万エーカー(約73万ha)に達したと発表した。
2022年の米農務省の農業センサスによると、米国の農場の42%は49エーカー以下で、79%は年間15万ドル未満の小規模家族経営農場。小規模農家にとって、持続可能な農法や革新的な技術を導入するには初期投資が課題となっている。カバークロップ
同社は現在、米アイオワ州のアイオワ・プラクティカル・ファーマーズ(PFI)と戦略的パートナーシップを締結し、カバークロップ・コストシェア・プログラムを実施中。同プログラムでは、カバークロップを中西部全域の農家で採用するよう動いており、土壌状態を保護、炭素固定、生物多様性向上、流域の健全性改善等を進めている。
カバークロップ・コストシェア・プログラムでは、すでに参加農家約3,800世帯に資金支援を行い、カバークロップの栽培費用を負担。直近の農家登録は12月まで募集している。
ペプシコ・フーズ・ノース・アメリカは7月には、農業分野の未来を担う若手や多様な人材の育成に向け「プランティング・パスウェイズ・イニシアチブ」も発足している。
【参考】【アメリカ】ペプシコ、若手農業人材育成イニシアチブ発足。持続可能な農業普及。NGO協働(2024年7月24日)
【参照ページ】PepsiCo Foods North America Aims to Reduce Barriers to Entry for U.S. Farmers
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