
国際金属・鉱業評議会(ICMM)は1月29日、国際酸防止ネットワーク(INAP)と協働し、鉱山からの酸性坑廃水と金属浸出による水質汚染を防止、削減するための行動ガイダンスを発表した。事故時の救済コストを未然に防ぐよう呼びかける。
ICMMは、2021年に「水報告のベストプラクティスガイド」、2023年に「水管理成熟度フレームワーク」を発行。さらに2024年8月、ICMMとINAPが協働し、INAPが作成するグローバル酸性坑廃水ガイド(GARD)を基に、現場や企業レベルで働く非専門家向けのガイダンスを開発すると表明していた。
【参考】【国際】ICMM、酸性坑廃水による水質汚染防止ガイダンス策定へ。2025年発表予定(2024年8月31日)
酸性坑廃水と金属浸出は、鉱山採掘で掘り出された硫化物が坑外から流入した空気により酸化し、可溶性の硫酸塩や硫酸を生成することによって発生する。硫酸により坑内水のpHが低下することで重金属の漏出も進行。坑廃水は環境を汚染する有害な金属を含む強い酸性水となる。酸性坑廃水と金属浸出の影響を防止、管理するためには、鉱山の操業開始から閉鎖に至るまで十分な情報に基づく計画が必要となる。
同ガイダンスでは、金属採掘企業が鉱山のライフサイクル全体での管理方法を改善するための包括的な枠組みを提供。GARDの内容を、鉱山現場や企業で働く非専門家に対してもわかりやすくした。
同時に、鉱山ライフサイクルのフェーズや分野に応じた情報を整理するためのエクセルツールも公開。6つのフェーズを定義し、7つの主要な実践テーマに対して、各企業の状況に応じて優先的に進める必要がある対策を特定できるようにした。
【参照ページ】ICMM and INAP launch new tool to strengthen water pollution prevention in mining
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