
アサヒグループホールディングス傘下のアサヒ飲料とロケットバッテリーは4月2日、大阪・関西万博会場内に世界初のナトリウムイオン電池蓄電で稼働する自動販売機「未来につなぐ自販機」1台を設置すると発表した。万博開催期間の4月13日から10月13日に実証を行う。
未来につなぐ自販機は、自動販売機の庫内に二酸化炭素を吸収する特殊材を搭載した「CO2を食べる自販機」に太陽光パネル、ナトリウムイオン電池を搭載。太陽光発電の電力をナトリウムイオン電池に蓄電して稼働する。バッテリー本体にスマートメーターを搭載し、電力供給を可視化する他、レアメタルを使用しないナトリウムイオン電池の活用により、採掘での環境負荷の低減にもつなげる。
今回の実証では、電源を使用しないオフグリッド式で稼働。再生可能エネルギーの有効性、ナトリウムイオン電池の持続性を検証する。自動販売機から吸収した二酸化炭素は、企業や自治体との協働で、工業原料として活用予定。アスファルトやコンクリートの原料に配合する炭素固定や、海中での藻場造成等への活用によるブルーカーボン生態系の再生等を検討する。
【参照ページ】世界初のナトリウムイオン電池蓄電により稼働する自販機 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場内に設置 大気中のCO2吸収を可能にする「CO2を食べる自販機」に新機能付加
【画像】アサヒ飲料
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