
日立製作所は5月27日、2016年に定めた環境ビジョン・環境長期目標「日立環境イノベーション2050」の改定を発表した。同時に、科学的根拠に基づく削減目標イニシアチブ(SBTi)からネットゼロ・スタンダードでの目標承認を得たことも公表した。
同社の「日立環境イノベーション2050」では、「低炭素社会」「高度循環社会」「自然共生社会」の3つを掲げ、各々で目標とアクションを設定していた。今回の改定では、テーマの名称を「脱炭素」「サーキュラーエコノミー」「ネイチャーポジティブ」に変更。目標とアクションも更新した。
「脱炭素」では、従来の「CO2排出量を2030年度までに2010年度比50%削減、2050年度までに同80%削減」から目標を引き上げた。具体的には、2030年度までにスコープ3の温室効果ガス排出量を52%減かつオフセットを活用したカーボンニュートラルの実現。2050年度までにネットゼロを実現する。同社は双方の目標について、SBTi承認を得た形となった。
「サーキュラーエコノミー」では、従来の「日立グループ内における水・資源利用効率を2050年度までに50%改善」から目標を引き上げた。具体的には、2030年度までに埋立廃棄物ゼロと全ての関連製品でエコデザインを適用。2050年度までにサーキュラートランスフォーメーションを完成させる。
「ネイチャーポジティブ」では、以前の「自然共生社会」では「自然資本へのインパクトの最小化」という抽象度の高い目標だったが、今回は水に関する目標をこちらに移管し、2030年度までに水使用量10%減と、主要製品・プロジェクトを対象にバリューチェーンを通じた自然との相互影響アセスメントの2つを標榜。2050年度までに、自然資本へのインパクトと自然災害の影響を最小限に抑えながら、迅速に再生させることを意味する「ネイチャーレジリエンス」を掲げた。
【参照ページ】日立、環境ビジョン・環境長期目標「日立環境イノベーション 2050」を改定
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