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【日本】サントリーHDとPXP、自動販売機でカルコパイライト太陽電池搭載実証。世界初

 サントリーホールディングスとPXPは7月24日、カルコパイライト太陽電池で稼働する自動販売機の実証を世界で初めて開始すると発表した。7月から1年間、神奈川県相模原市にある相模原麻溝公園に同社の自動販売機を設置し、カルコパイライト太陽電池の実用性や電力供給能力を検証する。

 従来のシリコン太陽電池を用いた太陽光発電パネルは、固くて分厚い結晶型のシリコンやそれを覆う強化ガラス等の部材のため重量があり、自動販売機に設置するには架台や屋根等の付帯設備が必要だった他、付帯設備のために設置場所や自動販売機1台につき設置できる太陽光発電パネルの数に制約があった。一方、カルコパイライト太陽電池は、軽量で曲げることが可能で、屋外耐久性や耐衝撃性に優れているため、次世代型太陽電池として注目されている。

 同じく薄膜で屈曲できる太陽電池には、ペロブスカイト太陽電池があり、両者はライバル関係にある。カルコパイライト太陽電池は、以前は「CIGS系」と呼ばれており、すでに薄膜太陽電池として商用利用されてきている。ペロブスカイト太陽電池が、ヨウ素、鉛、メチルアンモニウム等を主原料とするのに対し、カルコパイライト太陽電池は、銅、ガリウム、インジウム、セレン等を主原料とする。

 今回の実証では、2020年に神奈川県相模原市で創業したスタートアップのPXPが開発したカルコパイライト太陽電池をモジュール化した太陽光発電パネルを使用。追加設備なく自動販売機本体に直接太陽光発電パネルを設置する。太陽光発電パネルの設置箇所も自動販売機の両側面、背面、上面の4面に設置できるため、従来型太陽光発電パネルを搭載した自動販売機に比べ、発電量も大きくできる見込み。

 両者は今後、実証結果を踏まえ、工場や建物など自動販売機以外での活用先拡大も検討。将来的には、これまで自動販売機が設置できなかった電源のない場所への設置や、災害時の電源としての利用等を目指す。

【参照ページ】世界初カルコパイライト太陽電池により稼働する自動販売機の実証実験を開始 【画像】サントリーホールディングス

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株式会社ニューラル サステナビリティ研究所

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