
化学世界大手独BASFは5月7日、台湾電力大手の台湾電力が運営する台中石炭火力発電所での炭素回収・貯留(CCS)プロジェクトに、炭素回収技術「OASE blue」をライセンス提供すると発表した。
同発電所では現在、石炭火力発電からガス火力発電への転換計画が進められており、温室効果ガス排出量をさらに削減するため、CCS設備を導入することが決定している。
同プロジェクトは、台湾初のCCSプロジェクトとして2023年末に始動。現在のパイロット・フェーズでは、年間2,000tの炭素回収を計画しており、同発電所の敷地内に貯留する。パイロット・フェーズが成功した場合、量産フェーズとして、年間100万tの炭素回収を予定。回収した炭素の貯留場所は、台湾の沖合地層が検討されている。
今回採用されたBASFの技術は、火力発電所、水蒸気改質炉、廃棄物焼却炉、セメント産業、海運部門等の排ガスから、90%以上という非常に高い効率で二酸化炭素を回収できる。エネルギー消費と吸収剤であるアミンの使用量も少ないためコスト効率も良く、システムはモジュール化されているため容易に拡張が可能。食品グレードの用途に適した高純度の二酸化炭素を生成するための設計もできる。
CCSプラントは、BASFからCarbon Cap Applications Technology(CCAT)にライセンス提供された上で、施工される。
【参照ページ】BASF’s OASE® blue supports CCAT in carbon capture and storage project at Taiwan power plant
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