
IT世界大手米マイクロソフトは9月18日、米ウィスコンシン州マウントプレゼントに建設中の大規模AIデータセンター「フェアウォーター」が2026年初頭には竣工すると発表した。またすでに同規模のデータセンター第2号を同州に建設する意向も明らかにした。双方の投資額は合計で70億米ドル(約1兆円)以上。
【参考】【アメリカ】マイクロソフト、2030年カーボンネガティブ目標を堅持。AI・データセンター拡大でも(2025年6月11日)
双方のデータセンターでは、電力調達のため、ポートジー郡に太陽光発電250MWを新設。電気料金は先に固定化しつつ、新規の電源開発を進めることで、データセンターの電気コストと周辺地域への影響を最小限に抑える考えも示した。
水消費量についても、施設の90%以上で、最先端の閉ループ液体冷却システムを採用。残りの部分は外気冷却を採用し、最も暑い日にのみ水冷に切り替えることで、水消費量を大幅に抑制できるとした。
さらに周辺環境を再生するため、ルート・パイク流域イニシアチブ・ネットワーク(WIN)と連携し、ラシーン郡とケノーシャ郡における草原・湿地の再生プロジェクトを展開。他にも20の生態系再生プロジェクトに資金を提供するとした。
社会的インパクトでは、まず、周辺教育環境の改善を挙げ、ゲートウェイ工科大学の学生は、州内初の「データセンターアカデミー」の研修を受けられることを強調。すでに5年間で1,000人以上の学生にデータセンター職種につながる教育を提供している。他にも、ウィスコンシン大学ミルウォーキー校キャンパス内に国内初の製造業特化型AI共同イノベーションラボも開設している。
次に、雇用創出効果では、建設ピーク時には、電気技師、配管工、大工、鉄骨工、コンクリート工、土木作業員等、3,000人以上の建設労働者が雇用され、第1データセンターの稼働後には、約500名の正社員、第2データセンター完成時には追加で約300人の正社員が雇用されるとした。
【参照ページ】Made in Wisconsin: The world’s most powerful AI datacenter
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